OAC 学生クリボラ2013 被災地に贈るカレンダー

◎ 開催の目的

クリボラとは、クリエイティブの力で行うボランティア活動のことです。公益社団法人日本広告制作協会(OAC)は、2006 年「子どものHIV / エイズ撲滅キャンペーン」を皮切りに、2011 年「地球環境:あなたが世界を変える日」まで、3 度にわたってクリエイティブの力で行うボランティア活動=クリボラ事業を国内外で展開てきました。そして 2012 年は、東日本大震災からの復興を願って被災地の仮設住宅や集会所で使っていただくカレンダーを制作。カレンダーと義援金を届ける被災地支援プログラムならびに展覧会とチャリティ販売を実施いたしました。2013 年は、2012 年のプログラムを継続して、学生クリエイターとともに被災地へ向き合い、クリエイターとしての社会的使命に取り組んでいきます。

◎ 第 2 回目の復興支援カレンダーは学生クリエイターたちだけの作品で

仮設住宅の不自由な環境と、容易に先が見えない中での復興に向けた取り組みは、精神的負担が大きい道のりです。ときにはふっと気を抜き、心和んでもらうことを願って、昨年 OAC 会員社のクリエイターたちが「心和むカレンダー」を制作しましたが、2013 年は学生クリエイターたちがカレンダーづくりに取り組みました。OAC 加盟の美術大学やデザイン専門学校と、一般大学の学生たちから寄せられた多彩な作品を1年分のカレンダーとしてまとめ、岩手県大槌町の仮設住宅に設けられた集会所へ持参します。同時に、OAC 加盟校においても復興支援の継続を訴える「心和むカレンダー」展を順次開催してまいります。

◎ これまでのOACクリボラ展の成果

<第1回・2006 年と第2回・2008 年>

テーマ:世界の子どもたちを守れ。HIV/ エイズから守れ
外務省、ユニセフ東京事務所、(財)日本ユニセフ協会、(社)日本アドバタイザーズ協会などの後援と数多くの団体・企業からの協賛をいただき、東京の国連大学ギャラリーをはじめ、大阪・名古屋ほかでポスターとweb 作品による「OACクリボラ展」を実施。2007〜2008 年にはジャカルタ、釜山、メキシコシティなど、海外でも開催されました。また、メキシコとわが国の交流400 周年の2009 年には、横浜港大さん橋国際客船ターミナルにおいて、メキシコのクリエイターらの作品との同時展示も実施されました。

<第3回・2011 年>

テーマ:地球環境:あなたが世界を変える日
朝日新聞社共催、環境省、(社)日本アドバタイザーズ協会ほか数多くの団体・企業の後援と協賛を得て、有楽町朝日スクエアにてポスターとWEB作品の展示とフォーラムによる「OACクリボラ展」を開催。また内外から数多くの識者やオピニオンリーダーらが集まった朝日地球環境フォーラムにおいても作品展示を行い、環境保護意識の啓発にクリエイターがあずかる力の大きさをアピールしました。

<第4回・2012 年>

テーマ:届けたい。「心和むカレンダー2013」 経済産業省、朝日新聞社、(株)電通、(公社)日本アドバタイザーズ協会、(一社)日本広告業協会、(公社)ACジャパン、(公社)日本グラフィックデザイナー協会、(公財)日本デザイン振興会、全国専修学校各種学校総連合会の後援ほか数多くの団体・企業の協賛と協力を得て、被災地「大槌町」に、「心和むカレンダー2013」と義援金を届けました。また、銀座三越、町田小田急百貨店で「心和むカレンダー2013」展を開催するとともに、OAC 加盟校において巡回展も行いました。