OAC 学生クリボラ2013 被災地に贈るカレンダー

大槌町役場にて。岩手日報さんが取材。

東京デザイナー学院嶋田さん。東京デザイン専門学校池田君。

仮設団地集会場にカレンダーを貼り出し。

仮設住宅の集会所で新聞の取材を受ける嶋田さんと池田君。

大槌町訪問記──2013.11/14-15

昨年に引き続き、大槌町へカレンダーの贈呈を行ってきました。今回は、三上事務局長とCR部会の請井副部会長、私の3名に、優秀作を制作した東京デザイナー学院の1年生嶋田さんと東京デザイン専門学校の3年生池田君を伴っての訪問です。

14日夜に釜石入りし、翌15日朝から町役場で被災者支援室の田中室長ほか同室スタッフ2名と学生たちも交えての懇談後、役場エントランスの掲示スペースと仮設住宅の集会所計4カ所にカレンダーを掲出してきました。田中室長からは、昨年のカレンダーが予想以上に町民の要望が多く、あっという間に捌けたこと、継続的な支援に対する謝意などが述べられました。また、集会所運営タッフからは、ボランティアの数とイベント数が昨年同期から半減しているとの話も聞きました。復興を遂げるのは最速でも5〜6年先といわれるなか、震災の風化がいっそう進むことが危惧されます。

当日は、事前にニュースリリースを送ったメディアの一つ、岩手日報の取材が入りましたが、前夜、釜石の居酒屋で居合わせた毎日新聞の支局記者も集会所へ取材に駆けつけてくれ、16日には両紙共写真付きで掲載。クリボラのミッションは「社会貢献」と「OACの社会化」。今回もその両方を幸い果たすこととなりました。

今回、学生を同行させたのには、若い世代にこそ現地で何かを感じてもらいたいという思いがありました。初めて被災地を訪れた2名の学生は、いまだ復興が進まない様子を目の当たりにし、さまざまな人たちと接したことで、被災地の現状を実感すると同時にデザインの持つ力を再認識したようです。「いままでメディアを通して見るだけだったが、本当に来させてもらって良かった!」「ボランティアや広報が、どんな風に行われているのか直接見ることができ、貴重な体験でした」などと興奮気味に感想を述べていました。

訪問のもう一つの目的は、2014年に行うクリボラについて、現地の感触を確かめること。CR部会でここ2回議論を重ね、あらかじめ町へ素案を示しておいた「大槌の小学生とコラボするカレンダーづくり」について、支援室長より、「とてもいい企画だ」との回答を得ました。CR部会では、年始早々から関係先との交渉に入ります。町の協力が得られれば、来年秋も首都圏でのチャリティ展と大槌町へのカレンダーならびに義援金贈呈を予定しています。

CR部会 村上

東京デザイナー学院嶋田さんが訪問記を送ってくれました。
是非クリックしてご覧ください。

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