銀座三越でのカレンダー展では多くの方のご来場をいただきました。
子どもたちの絵をクリエイターがどう料理したのか、
皆さん興味津々の様子でした。
来場者数:1,233人
売上本数:208本
売上金額:208,000円
売上金の全額を大槌町に寄付いたします。
さて、今回はこのようなカレンダー展を開催しているのを知らずに訪れた大槌出身の方や大槌に親戚がいるという方、友達にも贈りたいと何本かまとめて購入される方など好評のうち終了いたしました。
原画と作品
2014年11月14日(金)、鈴木理事長、村上クリエイティブ部会部会長、宇垣・請井クリエイティブ部会副部会長、三上事務局長の5名が大槌町に出向きました。
○ 大槌町役場
碇川町長にカレンダーをお届けしました。
町長からは「3年連続でお越しいただいていらっしゃるとのことで、皆さんから見て今の大槌はどうでしょう?」との問いかけがあり、鈴木理事長は、「盛り土など、トラックが活発に動いていますね。昨年までは何も手を付けられない更地状態だったことを思うと随分動き出したという印象です」と率直な印象を述べました。
また碇川町長からは、「復興のために大槌を訪れる方も減ってきています。このような中、来ていただけるだけでありがたい。
また今回は大槌小学校の子どもたちの絵を使っていただき、ポカポカするような気持ちでありがたいカレンダーだ。
これを見ながら前向きに進んで行きたい」と述べられました。
当日は、岩手放送、岩手朝日テレビ、岩手日報、毎日新聞、読売新聞などメディアも多数集まっており、継続してきたチカラの大きさと、大槌小学校の子どもたちに絵を描いてもらい一緒に創ったことが評価されたものと思います。
○ 大槌小学校
校長先生に会うだけの予定でしたが、ここにも取材が入り急遽4年生の一クラスの教室にお邪魔しました。
自分の描いた絵を見つけた子どもたちは笑顔になりました。
子どもたちの笑顔を見た後、菊地校長とお話し。菊地校長からは、「震災直後は笑顔が少なかった子どもたちですが、今ではようやく元気になってきました。ただ、あれから3年半が経ちますが、今になって鬱病になったりお酒に逃げ場をもうけたりと大人のほうが色々と問題があるようです。とは言っても前を向いて進んでいかなければなりません」と述べられ、心の支援がまだまだ必要だと思い知らされました。
○ 小鎚第12仮設団地
3年連続して訪問している小鎚第12仮設団地。3年連続してお会いしている方もいらっしゃり去年より若くなった感も・・・。毎回ここに来ると、おばあちゃんたちの元気さに触れ、女性はたくましいと思ってしまいます。
この団地の自治会長さんにもその辺りを伺うと、「そう女性は元気。この間も盛岡で行われたリメイクのファッションショーに参加していました。男は駄目だね。なかなか出てこない。だから今日は一人男性も連れてきた」 と、笑顔で話されました。
さて、ここでは毎回、漬物やパンなどなど歓待され、逆に励まされています。
毎回ありがとうございます。
仮設で暮らす方々は、古着などを利用して人形も作っています。思わず、手を合わせてしまいました。そして最後に記念撮影。
○ 大槌の今
2014 年 11 月 14 日撮影
2012 年 11 月 16 日撮影
ちょっと角度は違いますが、盛り土が行われていたり被害を受けた家屋が取り壊されています。
2014 年 11 月 14 日撮影
2012 年 11 月 16 日撮影
旧大槌町役場。
手前の家屋は無くなっています。また、旧大槌町役場も解体が始まっています。